Walking Bear ~テレワーカー Nikkiくん の日記~

こんにちは。テレワーカーのNikkiです。このブログは僕が日々思っている事や、皆さんにご紹介したい事を書いています。よろしくお願いします。

今日は8月最終日。夏の終わりになると聞きたくなる1曲、ジョン・サイクスの『プリーズ・ドント・リーヴ・ミー』

おはようございます。
テレワーカーのNikkiです。

今日は8月最終日。8月も終わりですね。
暦の上では、秋は立秋からですので、もう秋なんですが、
気分的には今日で夏が終わり、明日から秋という気がします。

そんな夏の終わりになると聞きたくなる1曲があります。

それは、ジョン・サイクスの『プリーズ・ドント・リーヴ・ミー』。

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プリーズ・ドント・リーヴ・ミー

プリーズ・ドント・リーヴ・ミー

 


John Sykes & Phil Lynott - Please Don't Leave Me (1983)


内容は、別れた彼女に未練を残す曲。

In the summer we'd be crazy
we'd fool around all the the time

愛し合っていた「夏」の事を思い出す事から始まります。

そして、
But now she'd left me
for another guy
and it realy brought me down

彼女は違う男のところに行ってしまいます。

サビは、
Oh darling please don't hurt me this way
oh darling please don't leave me

お願いだから、傷つけないで
お願いだから、僕から離れないで

まさに未練タラタラ、戻ってくることを願う男の気持ちを歌っています。

この歌詞や歌のメロディ以上に哀愁を感じるのが、ギターの音色、メロディ。

そう、ジョン・サイクスはギタリストです。

f:id:walkingbear:20190831073023j:plainその後、自分で歌ったバージョンもリリースされていますが、オリジナルバージョンでボーカルを担当しているのは、シン・リジィのフィル・ライノット。

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(左)フィル・ライノット(右)ジョン・サイクス

ジョン・サイクスは、1959年7月29日、イングランド出身。
友人から「凄いギタリストがテレビに出るから見たほうがいい」と勧められ、テレビでゲイリー・ムーアの演奏を見て相当な衝撃を受け、本格的にギターに取り組みます。

その後、1980年、「タイガース・オブ・パンタン」に加入しプロとしてデビュー。

f:id:walkingbear:20190831073600j:plainアルバム『スペルバウンド』、『クレイジー・ナイト』をリリース後、1982年春、突然の飛行機事故で亡くなったランディ・ローズの後任を探していたオジー・オズボーンのオーディションを受けるために脱退。残念ながら結局、採用はされませんでした。
もし加入していたらどんな作品を発表していただんでしょうね。

無職となったジョン・サイクスにレコード会社から声がかかります。
その年の夏、MCAとソロ契約を結びソロシングルとしてリリースされたのが、
今日ご紹介している『プリーズ・ドント・リーヴ・ミー』です。

f:id:walkingbear:20190831073723j:plainジョン・サイクスは、その年の秋、シン・リジィへ加入。
しかし、残念ながら加入後、すぐにシン・リジィは解散を発表します。
最後のスタジオ・アルバム『サンダー・アンド・ライトニング』と、ライブ・アルバム『ラスト・ライブ』に参加。『サンダー・アンド・ライトニング』は本当にいいアルバムでした。翌年、1983年8月、シン・リジィは解散します。

また無職となったジョン・サイクスに今度は、ホワイトスネイクから声がかかります。

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ゲフィン・レコードとの契約を結び、イギリス盤(日本盤)のアルバム『スライド・イット・イン』をリリースしたばかりのホワイトスネイクへ加入。
アメリカ盤(日本盤も再発)としてジョン・サイクスのギターが録音されリリースされました。

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1984年8月『スーパーロック'84イン・ジャパン』での来日公演は、まさに名演でした!(デビュー間もないボン・ジョヴィが日本で大ブレイクしたライブですね)

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Whitesnake - Super Rock 1984 Live In Japan


その後、アメリカだけで1000万枚を超えるセールスを誇る名盤アルバム『Whitesnake(WS1987、邦題:サーペンス・アルバス〈白蛇の紋章〉)』の制作に参加しますが、リリース前にクビ。名盤のツアーには参加できませんでした。

また再び無職となり、傷心のジョン・サイクスは活動拠点をロサンゼルスに移し、自らバンドを結成します。
ホワイトスネイクで一緒だったドラムスのコージー・パウエル
ジミー・ペイジ、ポール・ロジャースらとザ・ファームのメンバーだったベーシストのトニー・フランクリン。
そして、ツアー直前に解雇されたグレン・ヒューズの後任としてブラック・サバスのツアーに参加したこともあるボーカルのレイ・ギラン。
この3人と結成したのが、「ブルー・マーダー」。

その後、コージー・パウエルとレイ・ギランが脱退し、元ベック・ボガート&アピスのカーマイン・アピスが加入。
ジョン・サイクスがボーカルも担当し、3人組バンドとしてて1989年にデビュー・アルバム「ブルー・マーダー」をリリースします。

f:id:walkingbear:20190831081318j:plain来日公演では、ホワイトスネイクシン・リジィの曲も披露され、特に生で聞く名盤『白蛇の紋章』からの楽曲は「こっちが本物!」と思ったものです。

しかし、その後、メンバーチェンジや、「サイクス」へとバンド名を変更します。
ソロ名義でアルバムをリリース、再結成シン・リジィのツアーへの参加など活動しましたが、どれもこれも長くは続かず、現在はまた無職(笑)。

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出典:シンコーミュージック

今年2月に年内に、19年ぶりとなるスタジオ・アルバムのリリースが!なんていうニュースもありましたが、年内は無理でしょうね、きっと...。

今日ご紹介している『プリーズ・ドント・リーヴ・ミー』は、1982年にリリースされたオリジナルのバージョンの他に、
1994年にリリースされたブルー・マーダーでのライブバージョン
1997年にリリースされたソロ・バラードアルバムのバージョン『ドント・ハート・ミー・デイス・ウェイ(プリーズ・ドント・リーヴ・ミー`97)』、
2004年にリリースされたソロ・ライブバージョンがあります。

Don't Hurt Me This Way

Don't Hurt Me This Way

  • provided courtesy of iTunes
Please Don't Leave Me (Live)

Please Don't Leave Me (Live)

  • provided courtesy of iTunes

また、1992年にはプリティ・メイズがアルバム「シン・ディケイド」でカバー。日本でもヒットしました。
ジョン・サイクスと違い。サビだけオクターブ上げるという発想。このバージョンもカッコよかったです!


PRETTY MAIDS - Please don't leave me [Official Music Video] HQ

プリーズ・ドント・リーヴ・ミー

プリーズ・ドント・リーヴ・ミー

  • PRETTY MAIDS
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

さぁ、今日、8月最終日は『プリーズ・ドント・リーヴ・ミー』を聞いて、
切ない気分で過ごそうと思います。
今年の夏の楽しかった事を思い出しながら...。
ではまた。