Walking Bear ~テレワーカー Nikkiくん の日記~

こんにちは。テレワーカーのNikkiです。このブログは僕が日々思っている事や、皆さんにご紹介したい事を書いています。よろしくお願いします。

「著作権」と「オープンソースミュージック」。これからの音楽業界はどうなる?

おはようございます。
テレワーカーのNikkiです。

女性津軽三味線奏者で福居流師範のTENBI(福居典美)が先日、7月15日、
13年ぶりのソロ作品「TABARUZAKA ~The Last Samurai」を配信リリースしました。

f:id:walkingbear:20190718072713j:plain

出典:https://www.tenbifukui.com/

TENBIさん、たいへん申し訳ないのですが、存じ上げませんでした。
調べてみると、

津軽三味線全国大会で2度の女性トッププレイヤーのタイトルを獲得、 数多くの海外公演、客演の他、マーク・パンサー率いるEDOへの参加など、伝統芸能を超えた幅広い活動を展開

している方だそうです。

headlines.yahoo.co.jp

そのTENBIがリリースした「TABARUZAKA ~The Last Samurai」は、
トム・クルーズが主演した映画『ラストサムライ』の舞台となった「田原坂」を歌った熊本県を代表する民謡のカバー。
この作品のリリース以降、TENBIとして日本全国の43都道府県の民謡を定期的にリリースしていくそうです。
来月8月に「黒田節」(福岡県)、9月には「どどさい節」(秋田県)のリリースがすでに決定しているそうです。


そして、ここからが注目。

これらの楽曲は「オープンソースミュージック」として 楽曲配信と併せてボーカルトラックの配布も開始。 このトラックを使用した二次創作作品をi-Tunesで販売するなど無料で誰でも自由に商用利用する事ができる。
プロデューサーのt-kimuraからオープンソース化の提案を受けたTENBIは
「私などの歌声でも日本伝統音楽のお役にたてるなら、とお伝えさせていただきました」と快諾したとのこと。

オープンソースミュージック」?
つまり、TENBIのボーカルトラックが無料で配布され、
それを自分で作ったサウンドトラックと合わせて作品化(二次創作作品)し、
i-Tunesで販売するなど無料で誰でも自由に商用利用できるってこと。

f:id:walkingbear:20190718073554j:plain

確かに民謡だから、作者不明などで「著作権」はないのかもしれないけど、TENBIの歌唱に関しての「著作隣接権」は存在するのかと思います。

という事は、このボーカルトラックを無料配布して、誰かがi-Tunesで販売しても、TENBIにとっては「著作隣接権」があるので無駄にはならないかと思います。
むしろ、自分をPRするには良い方法かと思います。

著作権」が存在するので、難しいかもしれませんが、
いろいろなアーティストが「オープンソースミュージック」で無料配信をすれば、
リリースされる作品の幅が広がり、音楽シーンがさらに活発になるのではないでしょうか?

f:id:walkingbear:20190718073730j:plain
ボーカルトラックだけでなく、ギターやドラムなどの各楽器もフレーズフレーズで無料配信され、それらを編集して、作品を完成させる。
例えば、
海外の有名ミュージシャンのギターのフレーズのコマ切れで作るリフに
自分の弾くソロ演奏を重ねるとか。その逆とか。
その楽曲をi-Tunesで販売。
考えるだけでワクワクします。

音楽に関係されているみなさん、どのようにお考えでしょうか?
ではまた。