アイドル時代の「桜」とソロとしての「一輪草」。さや姉こと山本彩の決意表明が詰まった作品
おはようございます。Nikkiです。
今朝、聞いている1曲をご紹介します。
「一輪草」とはキンポウゲ科の多年草、
春に花びら状の白い萼（がく）を持つ花を1個咲かせます。
約8年間在籍したNMB48を昨年11月に卒業した山本彩。
ユニバーサルミュージックへの移籍第一弾シングルとして、
ファーストシングル「イチリンソウ」をリリースしました。
NMB48在籍中にもソロ名義でアルバム「Rainbow」「identity」を、
NMB48やAKB48の作品にもソロ名義で作品をリリースしていた事もあり、
ファーストシングル？と思われる方も多いかと思います。
ですがそこは正真正銘、シングルとしては初めてリリース。
そしてNMB48卒業後、ソロアーティストとして初めてのシングル楽曲となります。
収録曲全ての作詞作曲を彼女が手掛け、
「イチリンソウ」の編曲・プロデュースを担当しているのは、
ソロアルバムからの付き合いとなる亀田誠治。
椎名林檎、スピッツ、GLAY、Do As Infinity、高橋優など
数多くのアーティストの作品の編曲・プロデュース
を担当する一方、CoCo、西田ひかる、チェキッ娘などアイドルへの楽曲提供、
最近ではフジテレビの新ニュースブランド「プライムニュース」の各テーマ曲も担当と
幅広い活躍をしています。
その亀田誠治が編曲・プロデュースを担当した「イチリンソウ」だけあって、
アイドル的な側面と、一人の女性アーティストとしての側面がうまくマッチングし、
ジャンル分けできないような楽曲に仕上がっています。
- provided courtesy of iTunes
話は変わりますが、グループ時代からの彼女はライブやテレビなどで楽曲を披露する時、必ずと言っていいほどギターを弾きながら歌っています。
時にエレキ、時にアコースティック。決してウマイとは言えないけれど、
弾き語りする女性アーティストとしては平均点以上の実力。
アイドル時代の忙しさの中、いつ練習したのだろうという腕前です。
そんな彼女が今回PV撮影用に選んだ楽器が、
ギブソンレスポール・スタンダードとマーシャルの組み合わせ。
彼女自身、自分の容姿を知っているだけに、
かっこよく見せる事についてはまさにアーティスト。
見ているこちらもつい見とれてしまいそうな映像に仕上がっています。
ピアノとボーカルから始まり、ミディアムテンポのバンドサウンドに
ストリングスの華やかさが加わる作りは、
アイドルから卒業し、ソロアーティストとしてデビューした彼女に花を添えています。
「道の脇に咲いている一輪草のように 一人でも咲ける花になりたい」という
ソロとしての強い決意を感じる事ができる歌詞は、
舞い散る桜の花びらをアイドル時代の自分、一輪草を今の自分として表現するなど、
作詞家としての成長を感じる事も出来ます。
この春、花びら状の白い萼（がく）を持つ花として新たな花を咲かせたさや姉。
その決意表明が詰まった作品をぜひ聴いてみてください。
山本彩 - 1st Single「イチリンソウ」Music Video (2019.4.17 Release!!)
